1995(平成7)年の予防接種法の改正で個別接種が原則となりました。ただし、市町村でそれぞれ予防接種の要領が異なります。各地区の予防接種の要領をご覧ください。接種前にワクチンについて小冊子「予防接種と子どもの健康」をお読みいただき、予防接種についてご理解いただくようになっています。ご心配なことやわからないことがあれば十分に説明を受けられてください。小児科医はご理解いただけるように説明するはずです。また、当日は母子手帳のご持参をお忘れなく。詳しくはかかりつけ小児科医おたずねください。
予防接種ガイドライン(厚生労働省健康局結核感染症課監修
)が2003年11月に改訂されて、疾病罹患後の接種間隔が下のようになりました。病気のあとの予防接種は主治医とよくご相談ください。
「麻しん、風しん、水痘及びおたふくかぜ等に罹患した場合には、全身状態の改善を待って接種する。標準的には、個体の免疫状態の回復を考え麻しんに関しては治癒後4週間程度、その他(風しん、水痘、おたふくかぜ等)の疾病については治癒後2〜4週間程度の間隔をあけて接種する。その他のウイルス性疾患(突発性発疹症、手足口病、伝染性紅斑など)に関しては、治癒後1〜2週間の間隔をあけて接種する。しかし、いずれの場合も一般状態を主治医が判断し、対象疾患に対する予防接種のその時点での重要性を考慮し決定する。また、これらの疾患の患者と接触し、潜伏期間内にあることが明らかな場合には、患児の状況を考慮して決める。」
ワクチンについてはこちらを参照。
予防接種の概略を説明
します。
定期接種(勧奨接種)として
◎ポリオ:生ワクチン(経口投与)
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生後3〜90ヶ月までに2回経口投与します。
* 日本では自然感染でのポリオの発生はありません。ワクチンの副反応によるマヒがまれに報告されています。(100万〜400万接種に1例の割合)
現在、不活化ワクチン導入が検討されています。早ければ、2002年ごろに皮下注射による不活化ワクチンに切り替わっていく予定です。
◎BCG:生ワクチン(スタンプ方式) クリック(新しいウインドウにでます)
2005(平成17)年4月からツベルクリン反応が廃止され、直接BCG接種となりました。従来の3か月〜4歳未満より出生時〜6ヶ月未満での接種に変更されました。理想は3ヶ月〜6ヶ月未満。
副反応として、まれに接種した側の腋窩リンパ節が腫れることがありますが通常は自然に消失します。化膿したり自壊した場合は医療機関に御相談ください。
◎三種混合ワクチンDPT (百日咳:ジフテリア:破傷風):不活化ワクチン(皮下注射) クリック(新しいウインドウにでます)
T期は生後3〜90ヶ月までに初回として3〜8週間あけて3回接種します。その後、6ヶ月以上あけて追加接種します。
乳児期の百日咳感染を予防するため、生後3〜12ヶ月までに3回接種し、3回目接種後12〜18ヶ月の間に追加接種をすることをお勧めします。
副反応として注射部位の発赤、腫脹、しこりがみられますが一過性です。
◎二種混合ワクチンDT(ジフテリア:破傷風):不活化ワクチン(皮下注射) クリック(新しいウインドウにでます)
U期は小学校6年でDTを1回接種。
百日咳の既往が明らかな場合にもDTを接種します。
接種スケジュールはDPTと同様です。
◎ 麻疹風疹混合ワクチン(MRワクチン):生ワクチン(皮下注射)
麻疹ワクチン :生ワクチン(皮下注射)
風疹ワクチン :生ワクチン(皮下注射)
2006(平成18)年6月より麻疹と風疹のワクチンは混合ワクチン(MRワクチン)
、もしくは麻疹ワクチンと風疹ワクチンのそれぞれ2回接種になりました。
T期の接種時期が生後12〜24ヶ月。
U期は5才〜7才未満で小学校就学日の1年前から就学日前日までの間です。
◎ 日本脳炎ワクチン:不活化ワクチン(皮下注射) クリック(新しいウインドウにでます)
T期は生後6〜90ヶ月で、初回は1〜4週間あけて2回接種します。1年後に追加1回。その後9〜12才にU期1回
を接種します。初回3才、追加4才が標準です。
従来14〜15才に行っていたV期は、2005(平成17)年7月29日付けで廃止されました。
任意接種として(個別接種)
◎麻疹ワクチン(はしか):生ワクチン(皮下注射) クリック(新しいウインドウにでます)
1才以降
副反応として接種後7〜10日頃に発熱や軽い発疹が約10〜20%にみられます。
◎風疹ワクチン :生ワクチン(皮下注射) クリック(新しいウインドウにでます)
1才以降
軽い発熱、発疹、リンパ節腫脹が4〜5%にみられますが重い副反応はありません。
◎水痘ワクチン(みずぼうそう):生ワクチン(皮下注射)
1才以降に1回。
副反応はほとんどありません。ワクチンを接種しても10〜20%は自然感染しますが比較的軽く済むようです。
◎おたふくかぜワクチン:生ワクチン(皮下注射)
1才以降に1回。
2〜3%に接種後2〜3週に耳下腺が軽く腫れたり熱がでることがあります。
また数千接種に1例無菌性髄膜炎を合併することがありますが自然感染での頻度に比べてはるかに少なく、また後遺症もほとんどありません。
◎ インフルエンザワクチン:不活化ワクチン(皮下注射)
満6ヶ月以上の全年齢が対象。1〜4週(理想的には3〜4週)あけて2回接種。
13才以上では1回接種でも抗体上昇が期待できますが、乳幼児で細かく摂取量が限定(1才未満0.1ml、1〜5才0.2ml)されていることは改善の余地があります。
副反応は局所の発赤、かゆみが見られる程度で、発熱などの全身症状はまれです。卵アレルギーのある場合はかかりつけ小児科医に相談してください。
つぎの予防接種までの間隔
*生ワクチン(ポリオ、BCG、麻疹、風疹、水痘、おたふくかぜ)接種後、つぎの予防接種との間隔は4週間以上あけます。
*不活化ワクチン(DPT、DT、日本脳炎、インフルエンザなど)接種後、つぎの予防接種との間隔は1週間以上あけます
。